【フォト日記】早川史哉選手のインタビュー動画を教材としたがん教育の授業を新潟市立鳥屋野小学校で実施
2024/12/3
11月27日(水)、新潟市立鳥屋野小学校で、早川史哉選手のインタビュー動画を教材として用いたがん教育の授業を実施しました。
文部科学省が定める学習指導要領に基づいて、全国の小・中学校、高等学校で「がん教育」が導入されています。昨年6月、早川選手が同校を訪問してがん教育の講話を実施しましたが、スケジュールの都合などで、希望するすべての学校に足を運ぶことが叶わないこと、それによって毎年同じ学習内容を提供できないことに課題を感じた同校の教職員より、クラブが相談を受けました。早川選手の理解・協力のもと、今年7月に学習内容に沿って構成・撮影したインタビューを基に、試験的に動画教材を制作し、同校の6年生を対象にした授業を実施しました。
(関連ニュース:https://www.albirex.co.jp/news/64470/)
特別活動を通じて、事前にがんに関する基礎知識を学んだ後、道徳の授業としてインタビュー動画を視聴する二部構成で実施した今回の授業。早川選手の声を聴けることで、児童の皆さんは真剣に聞き入っていました。
「白血病という病気と向き合うために早川選手を支えたものは?」という課題に対して、グループごとに話し合いました。
「同じ病気を患った人の言葉」「サッカーをやりたいという気持ち」「希望、絶対に治るという気合い」「入院患者同士の支え合い」など、想像を巡らせた児童の皆さんの答えが、黒板を埋め尽くしていました。
「自分が病気になったときにどうやって立ち向かうか、周りの人が病気になったときにどのように接して、サポートするか。今のうちから考えて、イメージを膨らませて毎日を過ごすことが大切と思っています。この学習にとどまらず、周りの人に話をしてみて、いろんなイメージを膨らませることが大切だと思います。いろんなことにトライしてみてください」という早川選手のメッセージを、児童の皆さんは真剣に聞いていました。
実施に当たって、ご尽力された教職員の皆さん、熱心に授業に取り組んでくれた児童の皆さん、本当にありがとうございました。効果的ながん教育を行うための今回のチャレンジが、未来につながることを願っています。