【フォト日記】新潟市立南浜小学校「地域と学校ウェルカム参観日」に参加

2020/12/4


トップチームがオフとなった本日4日(金)の午後、トップチームの渡邉基治通訳兼アシスタントコーチが、母校である新潟市北区にある南浜小学校が開催した「地域と学校ウェルカム参観日」のゲストティーチャーとして参加しました。6年生の総合的な学習の時間の一環ですが、新潟市教育委員会様や地域の関係者の方々にもお越しいただいていました。


「南浜から世界へ」と題した授業で、自身の仕事について話した渡邉コーチ。通訳、そしてコーチという仕事の本質は「人と人とをつなげる仕事」。歴代の外国籍選手・スタッフと一緒に仕事をしてきた経験から、「家族のケアが一番大事」と生活習慣の違いから生じるピッチ外でのストレスを和らげることの大切さを伝えていました。


児童の皆さんにロッカールームで撮影された動画を見せてくれた渡邉コーチ。キャプテンであるシルビーニョ選手が試合前にチームメイトに対して熱く訴えかけ、同じ熱量で言葉と想いを伝えている自身の仕事の様子は、後輩にあたる児童の皆さんには強く印象に残ったはずです。


仕事のやりがいは「チームの勝利に貢献」すること、「ブラジル人が日本になじむ」こと、そして「アルビレックスを離れていった選手たちの言葉」と話した渡邉コーチ。新潟で仕事をしたブラジル人選手・スタッフが、「新潟は家族のケアをよくしてくれる。新潟に行けば間違いない」と他の選手たちの背中を押してくれること、それが「新潟の伝統、財産になる」ことを過去に在籍した選手のエピソードを交えながら、語りかけていました。


昨年訪問した際と同様、渡邉コーチは「夢を持とう!」と語りかけていました。最初は緊張気味だった児童の皆さんも、壁をつくらずに誰とでもコミュニケーションを深められる渡邉コーチの進行もあって、徐々に笑顔が見られるようになり、医者、音楽家、YouTuberなど次から次へと自身の夢を挙げる声が聞かれました。


「勉強は人生の選択肢を増やすためにするもの」と話した渡邉コーチ。今シーズンから一緒に仕事をしているアルベルト プッチ オルトネダ監督は、日常の会話の中で世界の歴史に関する話題が出てくるそうです。アルベルト監督とコミュニケーションを深めたくて、改めて世界の歴史について勉強したそうです。ポルトガル語通訳として活躍していますが、今ではピッチ上でのコミュニケーションには問題がないくらいスペイン語の理解を深めています。


自身が大切にしている「4K(観察、考える、行動、感謝)」の考え、特に「感謝」を伝えたかったのでしょう。「みんなには、何となく学校に行けている、何となく勉強できていると思わないでほしい。家族が学校に行く前にいろんなことをやってくれているから。ちょっとしたことでもいいので、家族に感謝してもらえたら」、そして「自分は地域の方々が作ってくださった伝統の中に生きている。南浜という地域に育ててもらった」と感謝の想いを話した渡邉コーチ。後輩にあたる児童の皆さん、小さい時からお世話になった地域の関係者の皆様、多くの人たちに支えられていることを改めて感じた様子でした。

開催に当たって新型ウイルスの感染予防対策を入念にご準備され、昨年に続き貴重な機会をいただいた南浜小学校の皆様、地域の関係者の皆様、本当にありがとうございました。

※昨年の訪問の様子はこちら
https://www.albirex.co.jp/news/58577/



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