がんばろう東北 SMILE PROJECT

「2013 がんばろう東北 SMILE PROJECT」 第1回 招待事業概要

試合

2013年4月20日(土)2013 J1第7節 アルビレックス新潟vs横浜F・マリノス

対象

50名
[1]花輪サッカー少年団(岩手県宮古市)30名
選手:19名 / 引率コーチ・保護者:11名
[2]高田フットボールクラブ(岩手県陸前高田市)20名
選手:13名 / 引率コーチ・保護者:7名

内容

岩手県サッカー協会、グルージャ盛岡監督・鳴尾直軌氏と連携して実施。
東北電力ビッグスワンスタジアムでは試合観戦だけでなく、試合開始前にスタジアム見学、選手とハイタッチ、練習を見学。
また、同日に新潟市内を一望できる朱鷺メッセ展望室の見学や新潟の名産品である笹団子作りを体験し、新潟の郷土文化にふれ、試合観戦翌日は、新潟聖籠スポーツセンター・アルビレッジにてアルビレックス新潟ジュニアチームとの交流試合、トップチーム選手とのふれあいを通じて、アルビレックス新潟との交流を深めた。


経費の充当

ホームゲーム会場などでお預かりした義援金募金、復興支援SMILEシート、チャリティーブレスの収益の一部と、協賛企業・団体様からのご協賛金を子どもたちの交通費、宿泊費、食事代、交流試合の会場使用料、お土産代などの経費に充当。


レポート

新潟に到着! 

「2013 がんばろう東北 SMILE PROJECT」に参加してくれた花輪サッカー少年団、高田フットボールクラブの皆さんを乗せたバスは4月20日(土)の早朝に岩手県を出発し、14時に新潟市に到着。ビッグスワンでの試合観戦前に新潟市内を観光しました。

新潟に到着後、直ぐに田中屋本店みなと工房で新潟名産・笹団子作りを体験。笹団子を見るのも初めてという子供たちがほとんどでしたが、丁寧に教えていただいたおかげで、美味しそうな笹だんごが完成しました。

続いて、朱鷺メッセ展望室を見学しました。
地上31階の高さからの眺めに大喜びの子どもたち。ビッグスワンを見つけると、その大きさに大興奮の様子でした。
新潟市内を一望して、みんなで記念撮影。いよいよビッグスワンに向けて出発です。

ようこそ、ビッグスワンへ!

東北電力ビッグスワンスタジアムに到着した花輪サッカー少年団と高田フットボールクラブの皆さん。
子供たちが楽しみにしていたロッカールームの見学からスタジアム見学ツアーがスタートしました。清藤エキップメントマネージャーからロッカールームで準備する物や選手の用具について教えてもらい、Jリーガーへの夢を膨らませていました。
「どの選手も道具をとても大切にしていて、ボールやシューズを大切にするのはサッカーを始めた頃からの習慣になっている選手がほとんどです。みんなと同じ年の頃から道具を磨いたり、整理整頓していたと思うよ。練習を頑張るだけじゃなくて、そういうところもサッカー選手への第一歩かもしれないね」とアドバイスをもらって、目を輝かせていました。

続いて、室内練習場でアルビレックス新潟 代表取締役社長の田村からご挨拶させていただきました。

「ようこそ新潟にお越しくださいました。新潟も2度の大きな震災を経験しました。全国の皆さんから温かいご支援をいただいて、ようやく元気になりました。ですから、今度は私たちが皆さんに恩返しをする番だと思っています。今日は、アルビレックス新潟の試合を楽しんでもらって、そして将来、皆さんがこのビッグスワンやJリーグで活躍する選手になってくれることを楽しみにしています」とご挨拶させていただきました。

室内練習場では実際に選手が使うボールを蹴ってみました。

記者会見室では監督気分を体験。

ビッグスワンで行われた国際大会などのユニフォームやボールなどが展示してある北ラウンジへ。代表選手のサイン入りポスターの前で記念撮影をしたり、ビッグスワンの模型を興味深そうに見学していました。

ピッチ見学をしていた子どもたちに大きなサプライズが。
ビッグスワンに来場されていた大東Jリーグチェアマンが、岩手から子どもたちが来てくれていると知り、急遽、ご挨拶くださいました。 「今日は皆さんが試合観戦に来てくださって、とても嬉しく思っています。 Jリーグも被災地の皆さんを応援していますので、まだまだ大変な生活が続くかもしれませんが、頑張ってください。今日はサッカー観戦を楽しんでください」 と温かい言葉をくださいました。

この招待事業のきっかけを作ってくれた元アルビレックス新潟選手、今はグルージャ盛岡で監督として活躍されている鳴尾直軌さんも駆けつけてくださいました。
スタジアムの大型映像装置でご紹介されると、サポーターの皆さんから温かい拍手をいただきました。新潟サポーターの温かさに、子どもたちも保護者の皆さんも感激していた様子です。アルビくん、スワンちゃんとも対面することができました。 

試合前は選手とハイタッチの後に練習見学。間近で見る選手に子どもたちは大興奮!!

観戦席に着いて応援の準備開始!
選手入場時には「頑張れ アルビレックス新潟 御支援ありがとうございます」の応援ボードで
感謝の気持ちを表してくれました。

岡本選手のゴールシーンでは、サポーターと一緒に英コール!!
試合後には、選手、新潟サポーターと一緒にバンザイで大盛り上がりの子どもたち。

「小さい頃から、こんな素敵なスタジアムで大勢のサポーターと一緒に観戦できると、サッカー選手になりたいという目標設定が具体的になります。こんな素晴らしい機会をくださって、ありがとうございます」
と監督さんも、新潟の皆さんに感謝の言葉を口にされ、ホテルに向かうバスの中は「本当に、嬉しくて楽しい一日だった」と、みんなの笑顔が溢れていました。

アルビレックス新潟ジュニアと対戦!アルビレッジで交流試合

横浜F・マリノス戦を観戦した翌21日(日)に新潟聖籠スポーツセンター・アルビレッジでアルビレックス新潟ジュニアと交流試合を行いました。
冷たい雨が降る中での試合となりましたが、津波被害に遭った岩手県沿岸部では体験することのできない天然芝のピッチで思い切りサッカーを楽しみました。

試合前にペナントの贈呈

「子どもたちはJリーガーや日本代表選手になりたい!と口にしますが、今回の交流試合を通じて、そのためには何が必要かを感じ取れたと思います。技術はもちろんですが、挨拶や返事、行動の一つ一つが、さすがJクラブのジュニアチームだな。と感じることがたくさんありました。岩手に戻ってからの練習に取り組む姿勢は必ず変わると思います」
と、監督さんから嬉しい言葉をいただきました。

オレンジカフェで憧れの選手と対面! 

アルビレッジでの交流試合終了後、練習が終わったばかりの濱田水輝選手、三門雄大選手、田中達也選手、酒井宣福選手、東口順昭選手、渡辺泰広選手、川口尚紀選手、村上佑介選手、小谷野顕治選手、奥山武宰士選手、鈴木武蔵選手、竹重安希彦選手、菊地直哉選手、坪内秀介選手の14選手が昼食会場であるオレンジカフェに来てくれました。
握手やサイン、写真撮影で交流した後、子どもたちを代表して高田フットボールクラブキャプテンの松野来夢くんが「復興支援ありがとうございます。ずっと応援していますので、優勝してください」と挨拶。
こんなにも多くの選手とふれあうことができ、子どもたちだけでなく、監督、保護者の皆さんも大感激されていました。
その後、クラブハウスレストランで選手と同じメニューを楽しみました。

そして、最後に子供たちにサプライズプレゼントが。
前日のMVP選手、岡本英也選手からMVP賞のマックカードにサインを入れてプレゼント!
嬉しいサプライズに子どもたちは大喜びの中、「がんばろう東北SMILE PROJECT」の全行程が終了しました。

今回も「がんばろう東北 SMILE PROJECT」にご参加下さった皆さんのおかげで、被災地の子どもたち笑顔をたくさん届けるとこができました。

「がんばろう東北 SMILE PROJECT」にご参加くださった、皆さん、ありがとうございます。


招待事業活動報告



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